日本のAV史

資料

動画の審査史

映画
映倫(映像倫理機構) 
1949年「映画倫理規程」を制定し映画界関係者による「映画倫理規程管理委員会」を発足(旧映倫) 
1956年 映画界以外の第三者によって運営される自主規制機関(映倫) 
2009年 名称を「映画倫理委員会」と改め 
2017年「一般財団法人 映画倫理機構」に 

ビデオ 
1972年 日本ビデオ映倫協会(成人ビデオ倫理自主規制懇談会)発足 
(2001年 青少年健全育成条例により区分販売が実施される) 
1992年 コンピューターソフトウェア倫理機構発足  
1996年 メディア倫理協会発足 
(1996年 日本初インターネットでのポルノ摘発)  
(1999年 児童ポルノ禁止法施行)  
2005年 制作会社2社がビデ倫脱退 
    新審査団体、日本映像ソフト制作・販売映倫機構(制販倫)設立 
2005年 メディア倫理協会がCSAコンテンツ・ソフト共同組合に 
     メディア倫理協会の業務は組合内部のメディア倫理委員会が引き継ぐ 
(2005年 無修正動画サイトが急増) 
2006年9月CSA、ビデ倫、ソフ倫、日本映像ソフト制作・販売倫理機構(制販倫)の4団体の合意のもと設立された有限責任中間法人「審査センター」が業務委託を受ける 
2006年 ビデ倫、ヘア・アナルを解禁し基準を緩和 
2007年 ビデ倫、わいせつ図画販売ほう助容疑で家宅捜索  
2008年 ビデ倫審査業務終了。新審査団体「日本映像倫理審査機構」(日映審)が受け皿に 
2010年 日映審(旧ビデ倫)とCSAが統合し映像倫理機構に 
2011年 知的財産振興協会を設立(CSA、制販倫らで設立したもの) 
2015年 ビデ倫裁判、最高裁で有罪確定 
2016年 映像倫理機構が一般社団法人日本コンテンツ審査センターへ名称変更 
2017 出演強要問題を受け、AV人権倫理機構が設立。適正AVルールを発表 
(2022年 AV新法成立) 

現行の審査は?

大きく分けて モザイク審査 内容審査があるそうで、
AV人権倫理機構(人権倫)がうたう適正AVのシールを販売しているのが知的財産振興協会IPPA

適性AVとは(知的財産振興協会サイト) 
「適正AV」とはAV人権倫理機構(HP:https://avjinken.jp/)が提唱する「女優の人権に配慮した過程を経て制作され、正規の審査団体の審査を受けたAV作品」のことをいいます。(作品の表現内容に関して指すものではありません。)

知的財産振興協会IPPAとは
>正会員団体の審査済アダルト作品に対する著作権侵害(海賊版販売や違法配信など)を監視、
対処する海賊版対策活動
に取組んでおります。
CSA、制販倫らで設立したメーカーと店舗による組合

日本コンテンツ審査センター(映像倫理機構が名称変更)とは
映像ソフト業界の第三者自主規制審査機関。映像ソフト作品に対する自主規制のための倫理的基準の制定倫理上の審査業務を行うなど(映像倫理機構 定款より)

(Wikipedia日本コンテンツ審査センターの項目2024年2月5日時点より)

日本コンテンツ審査センターの審査済証マーク

日本映像制作・販売倫理機構(略称制販倫)とは
出演女優に女優に二次使用の支払い、作品の審査業務
アダルトビデオメーカー「クリスタル映像株式会社」がビデ倫から脱退して作られた団体
>①制作事業者は、第三者審査機関(客観的な審査倫理基準、客観的な審査環境)の下で審査された作品を発売・販売する。
>②流通、販売事業者には、①により発売・販売された作品について「青少年に見せない、売らない、貸さない」販売・貸出に関する倫理基準を遵守する。(テーマ・プロモーション)

一般社団法人日本映像制作・販売倫理機構(略称制販倫)のホームページより

ビジュアルソフト・コンテンツ産業協同組合 VSIC 
>当組合は、組合員の著作権保護に特に重点を置き、参画するNPO法人「知的財産振興協会」においての積極的な活動を通して他団体と連携を図り、
国内外の実店舗やインターネット等のあらゆる分野で海賊版行為の実態を調査、行政機関への連絡・相談・協力を行い、組合員の権利保護の為の活動に注力しております。

コンピュータソフトウェア倫理機構 EOCS
>コンピュータソフトウェア及びこれに関連するデジタルデータ(以下「コンピュータソフトウェア等」という。)の倫理審査によりコンピュータソフトウェア等の健全な制作・販売活動を促進し、かつ作品の年齢制限に関する情報を会員に提供することにより、青少年の健全な育成に資するとともにコンテンツ産業の振興による文化の発展に寄与する

➡レイティングとは

資料 AV審査史、現行の審査は?ともに
Wikipedia
   「日本AV全史」安田理央著 ケンエレブックス
   日本コンテンツ審査センターサイト
   映像倫理機構サイト
   AV人権倫理機構サイト
   知的財産振興協会サイト
   日本映像制作・販売倫理機構(略称制販倫)サイト
   倫理審査団体とインディーズ(Wiblio辞書)

全史

1889 日本に映画が輸入される 
1910 ポルノ映画が秘密上映 
1917 活動写真取締規制 
1920 国内でもわいせつ映画が撮影される 
1930「この太陽」(日活)日本映画で初めて性交を暗示するシーンが登場。 
1932 日本初ポルノアニメ「すずみ舟」押収される 
1935 女性の全裸シーンのあるチェコ映画「春の調べ」が日本公開 
1939 映画法施行。 
1945 終戦 
1948 ブルーフィルム「情欲」 
1949 GHQ主導で映画倫理規定委員会(旧映倫)が発足 
1950 映画「乙女の性典」(松竹) 「性典」映画ブーム。 
1951 ブルーフィルム全盛期 
1953 ブルーフィルムにカラー16ミリ作品登場。 
1955 映倫「成人向」指定を開始。 
1956 映画「太陽の季節」(日活)が成人指定を受けるも大ヒット。太陽族ブーム 
1957 売春防止法施行。暴力団がブルーフィルム業界に参入し粗成乱造した? 
   赤線映画ブーム。 
1962 「肉体の市場」(大蔵映画)でピンク映画 
1965 ピンク映画年間製作本数が300本。 
1971 日活ロマンポルノ第一弾「団地妻・昼下がりの情事」 
   ゲイ雑誌「薔薇族」創刊。 
   「SMセレクト」(東京三世社)創刊。SM雑誌ブームに。 
1972 ビニル本第一号「少女と下着」(松尾書房) 
   日活の撮りおろしビデオ作品(業務用)が徳島で摘発される。 
   日本ビデオ映倫協会(成人ビデオ倫理自主規制懇談会)発足。 
1973 「エロトピア」(KKベストセラーズ)創刊。 
1974 五月みどり34才でヌードグラビア。 
   映画「エマニエル夫人」大ヒット。 
   「GORO」(小学館)創刊。 
1975 「日本版プレイボーイ」創刊。 
   五月みどり主演ポルノ映画公開。 
   篠山紀信「GORO」で「激写」連載開始。 
1976 日本ビクターが家庭用VHSのビデオデッキ第一号を発売。 
   大島渚監督による「愛のコリーダ」(日仏合作) 
    自販機本ブーム。 
1977 ダッチワイフメーカー、オリエント工業設立。 
1979 にっかつロマンポルノの短縮版ビデオが個人向けに発売される。 
   裏ビデオ第一号「星と虹の詩」流通。 
   ロリータヌード写真集「リトル・プリテンダー」発売。大ヒット。 
1980 ビニル本「慢熟」(恵友書房) ビニ本ブーム 
   ソープランド専門誌「ミューザ―」(おおとり新社)創刊。 
   女装専門誌「くい~ん」(アント商事)創刊。 
   ノーパン喫茶ブーム。 
   「トゥナイト」(テレビ朝日系)放送開始。 
1981 日本初の販売用ビデオ撮りおろし作品 日本ビデオ映像、松竹。宇宙企画がAV参入。 
   「ニューハーフ」という名称が生まれる。 
    ニューハーフタレント、松原留美子デビュー。 
   「ストップ!ひばりくん!」(江口寿史)連載開始。 
1982 代々木忠監督作品 
    裏ビデオ「洗濯屋ケンちゃん」流通 
    SM専門メーカー、アートビデオ創立。 
    AV専門誌「ビデオプレス」(大亜出版)創刊。 
   「オレンジ通信」(東京三世社)創刊。(エロ本から1987年頃AV情報メインに) 
1983 日本ビデオ協会が個人向けビデオレンタルシステムを発表。レンタルビデオが合法化 
    ビデ倫の年間審査本数1000本突破。 
   「少女М」(日本ビデオ映像)。ロリータブーム。 
1983 元祖インディーズビデオ、ブラックパックが登場。 
   「ビデオ・ザ・ワールド」(白夜書房)創刊。 
   ビニル本が過激化した「ベール本」 
   「オールナイトフジ」(フジテレビ系)放送開始。女子大生ブームに。 
   素人女子大生を売りにしたキャバクラ「ぶすっ子くらぶ」が六本木にオープン。 
   愛人バンク「夕暮れ族」摘発される。 
1984 宇宙企画による美少女本番ブーム。 
   クリスタル映像が参入。村西とおる監督デビュー。 
   アダルトアニメがヒット。 
   「ビデオボーイ」(英知出版)創刊。 
   「アップル通信」(三和出版)創刊。 
   トルコ風呂がソープランドと名称変更。 
1985 家庭用ビデオデッキの普及率が27.8%に 
    日本ビデオ映像が倒産。 
    新風俗営業法施行。 
    「デラべっぴん」(英和出版)創刊。 
    東京都内初のブルセラショップがオープン。 
1986 黒木香デビュー。 
    村西とおるハワイで逮捕される。 
    V&Rプランニングが参入。 
    レンタルビデオ店が一万件を突破。 
    雑誌での女優コンテスト→アイドル化 
1987 ビデ倫の月間審査本数250本突破。 
   AV最長シリーズとなる「ザ・ナンパスペシャル」(アリーナ・エンターテイメント) 
   AVアイドルのレコードデビュー 
   「ベストビデオ」(三和出版)創刊。 
   初の素人投稿誌「投稿ニャンニャン写真」(サン出版)創刊。 
   商用パソコン通信「ニフティ・サーブ」サービス開始。 
   代々木忠監督「いんらんパフォーマンス」 
1988 沖田ゆかり 潮吹きが話題に。 
   豊丸 淫乱ブーム。 
   事務所3社が労働者派遣法違反で摘発。 
   村西とおるがダイヤモンド映像を設立。 
   伊勢鱗太朗作品から「ハメ取り」 
   加藤鷹男優デビュー 
   にっかつロマンポルノ終了。 
   日本初ゲイのためのBBS「ゲイネットジャパン]開設。 
   「笑っていいとも!」(フジテレビ系)でミスターレディが話題に。 
1989 巨乳ブーム 
   「anan」によるセックス特集開始。 
   シーメール専門漫画単行本「シーメールコレクションVol.1」(白夜書房)発売。 
   ダイヤルQ2スタート 
   裏ビデオが流出モノ中心に。 
   東京・埼玉幼女連続殺人事件 
   殺害後の幼女をビデオカメラで撮影し膨大なビデオテープの中に隠し持っていた。 
   ロリコン、ポルノ、ホラーもののビデオが大量に発見された。 
1990 バクシーシ山下「女犯」シリーズ(Ⅴ&Rプランニング)スタート。 
   ブルセラショップがオリジナルビデオを製作販売(女子高生出演か) 
   11PM放送終了。 
   アダルト衛星放送「レインボーチャンネル」放送開始。ホテルなどの業務向け。 
   有害コミック規制騒動。 
1991 代々木忠監督「性感Xテクニック」責める女優 
   「乱コーポレーション」池袋の言葉責め風俗。⇠ゴールドマン監督が参考にする 
   「痴女」の原点はSMイメクラなどの風俗で働く女性から 
   「パソコンパラダイス」(メディアアックス)創刊。初のアダルトゲーム専門誌。 
   ダイヤモンド映像が事実上倒産。 
   レンタルビデオ店減少。 
   人権団体がバクシーシ山下の「女犯2」を問題視。 
   盗撮ビデオ製作者逮捕される。 
   ヘアヌード解禁。 
   「ギルガメッシュないと」(テレビ東京系)放送開始。 
1992 予算削減の影響か企画ものAVが急増。 
   「GORO」(小学館)休刊。 
   風俗求人誌「てぃんくる」(しょういん)創刊。 
   女性のためのハウツー本「ジョアンナの愛し方」(飛鳥新社) 
   裏流出ビデオが急増し撮りおろし裏ビデオがほぼ消滅。 
   AV人権ネットワーク結成。 
   コンピューターソフトウェア倫理機構発足 
   自主制作の通販ビデオが人気。 
   ニューハーフ専門「シーメール白書」(光彩書房)創刊。 
   宝島が突如ヘアヌード掲載。コンビニ売り雑誌で初。 
佐々木忠「プラトニック・アニマルSexの新しい快感基準」(情報センター出版局)出版
   性被害女性を「再現プレイ」で治療?したと報告。
1993 セルビデオチェーン、ビデオ安売り王がフランチャイズ展開。 
   ダイヤモンド映像から裏ビデオが大量流出。 
   野外露出作品。 
   裏ハメ撮り王、ブルセラの帝王と呼ばれた辻幸雄が逮捕される。 
   「お尻倶楽部」(三和出版)創刊。スカトロブーム。 
   ムック「Tフロント女子高生」(少年出版社)女子高生の超過激なグラビア 
   古物営業法違反容疑でブルセラショップ摘発。ブルセラビデオ製作者も逮捕される。 
   パソコン通信「ニフティ・サーブ」で裏ビデオ、無修正画像などが売られ始める。 
   日本初アダルトCD-ROM発売。 
   にっかつ倒産。 
   コギャルブーム。 
1994 痴女AV 
    風俗AV 
    熟女AV 
    アダルトCD-ROMブーム。 
    インターネット一般開放。 
1995 ビデオ安売り王、事実上倒産。 
    ソフト・オン・デマンド、桃太郎映像出版設立。 
    ゴールドマン監督「私は痴女」(クリスタル映像)シリーズ。 
    二村ヒトシ、AV監督デビュー。 
   白夜書房、少年出版社のアダルト部門がコアマガジンとして独立。 
   ギャルファッション雑誌「egg」(ミリオン出版)創刊。 
   初の熟女専門誌「熟女クラブ」(三和出版)創刊。 
   加納典明が逮捕される。 
   日本初のアダルトサイト「Tokyo Topless」開設。 
   AVメーカーのKUKIが「KUKI TOWER」開設。 
   デジカメ普及へ。 
1996 ソフト・オン・デマンド大ヒットと大失敗を企画。 
   マジックミラー号シリーズ開始(ソフト・オン・デマンド) 
   インディーズで野外露出ブーム。 
   フードル。(風俗嬢のアイドル) 
   野外露出投稿誌「ララダス」(メディアックス)創刊。 
   アイドル雑誌「シュガー」(サン出版) 素人ハメ撮り雑誌「ストリートシュガー」にリニューアル
   わいせつ図画公然陳列罪の疑いでプロバイダーが家宅捜索、 28歳の会社員が逮捕、16歳の高校生が書類送検される。 
   日本初インターネットでのポルノ摘発。 
1997 メディア倫理協会発足(1996年?)。 
   凌辱専門メーカー、アタッカーズ設立。 
   「ザ・筆おろし」シリーズ。 
   Q2業者がインターネット参入。 
   アメリカでXVideosがスタート。 
1998 ソフト・オン・デマンドが野外露出から撤退。 
   桃太郎映像出版がデジタルモザイク(デジ消し)作品を発売。 
   薄消しビデオ。 
   逆輸入ビデオが裏ビデオとして流通。 
   「ギルガメッシュないと」放送終了。 
   CSでアダルト専門のチェリーボム、パラダイステレビ放送開始。 
   ネット配信サイトDMM開設。 
1999 美熟女ブーム。 
   「痴」女優シリーズ(ワープエンタテイメント) 
   「中出し」シリーズ(桃太郎映像出版)中出しブームへ。 
   ナチュラルハイ、ディープス発足。 
   援交ビデオ「関西援交」シリーズが人気に。 
   AV通販サイトDMM開設。 
   無修正画像配信サイト、ASIAN HOT(亜熱)開設。のちに動画配信も。 
   FC2設立。 
   児童ポルノ禁止法施行。 
   改正風営法施行により、デリヘルが認可される。 
   2ちゃんねる創設。 
   バイアグラ国内発売。 
2000  アダルトDVDリリース本格化。 
   ムーディーズ発足。 
   中出しブーム。 
   企画女優(素人もの)ブーム。 
   月間DMM創刊。 
   桃太郎映像がデジタルモザイク(デジ消し)作品を発表。 
   飯島愛「プラトニック・セックス」がベストセラーに。 
   サンプル動画のポータルサイト、動画ファイルナビゲーター開設。 
   デリヘル最大手「アマン」グループが動画で風俗嬢を紹介するサイトを開設。 
   出会い系サイト全盛期。 
   無修正動画配信サイト99bb(のちに「XVN」)開設。 
   初のデジカメ内臓携帯電話発売。 
   2ちゃんねるの女装系スレッドで「男の娘」という表現が使われ始める。 
2001 二村ヒトシ監督、痴女作品で男の乳首責めをクローズアップ。 
   ファイル変換ソフトWinMXが登場。 
   青少年健全育成条例により区分販売が実施される。 
   実話誌ブーム。 
   歌舞伎町風俗ビル火災。44人死亡。 
   「キカタン」企画単体女優ブーム。 
   海外製作の無修正DVDが出回る。 
2002 DMMダウンロード販売開始。 
   DMMでビデ倫メーカー作品も配信を開始。 
   カリビアンコムが無修正動画の配信を開始。 
   ふたなりAV「男根少女広末奈緒」(ドグマ)発売。 
   「ちんかめ」(宝島社)などのおしゃれヌードが人気。 
   ファイル変換ソフトWinnyが登場。 
   「トゥナイト2」(テレビ朝日系)放送終了。 
   バッキー・ビジュアル・プランニング設立。 
2003 熟女・人妻専門メーカー、マドンナ発足。 
   SOD女子社員シリーズ。 
   アダルトサイトでも静止画から動画へ比重が移りはじめる。 
   無修正動画配信サイトTOKYO HOT(東京熱)開設。 
   「アクションカメラ」休刊。 
   日本人女優を起用した米無修正AVメーカー、XオンエアがジャパンXレーベル開始。 
   バッキー主催「国民的AV女優コンテスト」が開催。 
2004 エスワン(S1)発足。 
   「女体拷問研究所」シリーズ(ベイビーエンターテイメント)イカセ物ブームへ。 
   「タオル一枚男湯入ってみませんか?」シリーズ(SDDクリエイト)スタート。 
   アニメ系パロディ作品(TMA) 
   ソフト・オン・デマンドがVHSの発売を終了。 
   V&Rプランニング、ビデ倫脱退。 
   東京都青少年健全育成条例改正によって成人雑誌にシール貼りが義務付けられる。 
   着エロブーム。 (←児童のきわどいグラビア)
「デラべっぴん」「TOP SPEED」(ex投稿写真)「アクトレス」(リイド社)休刊。 
付録にDVDをつける雑誌が増える。 
   バッキー事件 
   12月バッキー・ビジュアル・プランニング代表栗山龍含む監督、スタッフ8人が逮捕される。 
   無修正AVメーカー、スカイハイ設立。 
   都内風俗店一斉摘発 
   チョコボール向井がハプニングバーで公然わいせつ罪で逮捕される。 
   一徹、AV男優デビュー。 
2005 トライハートコーポレーション、クリスタル映像がビデ倫脱退 
    新審査団体、日本映像ソフト制作・販売映倫機構(制販倫)設立。 
    女子プロレスラーがAVデビュー。リングで撮影したことが問題になる。 
高橋がなり、SOD代表取締役就任。 
   ささきうずまき監督「時間よ止まれ!」シリーズ。時間停止ものブームに。 
   TOHJIRO監督「Mドラッグ」シリーズ(ドグマ)。 
   主観デート物「癒らし」シリーズ(アウダーズ)。 
   オシャレ系AV「TOKYO流儀」シリーズ(プレステージ)。 
   SM大河ドラマ「奴隷島」シリーズ(アタッカーズ)スタート。 
   熟女物「母子交尾」シリーズ(ルビー)スタート。 
   林由美香、急死。 
   無修正動画配信サイトが急増。 
   ブログをはじめるAV女優が急増。 
   パソコンウィルス感染による画像流出が相次ぐ。 
2006 メーカー16社対抗「AV OPEN」開催。 
   ビデ倫、ヘア・アナルを解禁し基準を緩和。 
   「anan」のセックス特集号でDVDが付録につく。 
   ニューハーフ女優・月野姫AVデビュー。 
   「小悪魔ageha」(インフォレスト)創刊。 
2007 ビデ倫、わいせつ図画販売ほう助容疑で家宅捜索。 
   AVグランプリ開催。 
   痴女ブーム終息へ。 
   コスプレイヤー女優などアキバ系アイドルのAV進出が目立つように。 
   イカセ物、浣腸物など過激なジャンルがブームに。 
   東京都の迷惑防止条例改正によりナンパ物の撮影が困難に。 
   Ⅴ&Rプランニングの制作部がさらに分裂。新メーカーROCKETを設立。 
   愛間みるくデビュー。ニューハーフがマニア層以外でも受け入れられるように。 
   ギャル専門メーカー、kirakira、GARCONが設立。 
   FC2動画開設。 
   英知出版倒産。 
   女装ハウツー本「オンナノコになりたい!」(一迅社)発売。 
2008 理論社の中高生向けの教養書「よりみちパン!セ」で バクシーシ山下の「ひとはみな、ハダカになる」が出版されることに抗議運動が行われ、これをきっかけに人権団体「PAPSぱっぷす」(ポルノ被害と性暴力を考える会)が結成される。 
   ビデ倫審査業務終了。新審査団体「日本映像倫理審査機構」(日映審)が受け皿になる。 
   芸能人専門メーカーMUTEKI発足。第二芸能人ブームへ。 
   「鬼イカセ」シリーズ(レアルワークス) 
   痴女レーベル「乱丸」(変顔?) 「美」(大衆受け) 
   「おねがい!マスカット」(テレビ東京系)放送開始。恵比寿マスカッツ結成。 
   当時最大級無修正配信サイトXVNが突如閉鎖。 
2009 ブルーレイAVリリース本格化。 
   女性向けAVメーカーシルクラボスタート。 
   小澤マリア、蒼井そらなど海外で話題に。 
   なぎら建造監督作品からNTRブームに。 
   オレンジ通信休刊。 
   男の娘専門メーカー「美少年出版社」スタート。 
   男の娘専門誌「オトコノコ倶楽部」(三和出版)創刊。 
   動画配信サイト、MGS動画がオープン。 
2010 日映審(旧ビデ倫)とCSAが統合し映像倫に。 
   若妻ブーム。(⇠義父!) 
   TwitterをはじめるAV女優が激増。 
   東京三世社廃業。 
   男の娘専門漫画誌「わぁい!」(一迅社)「おと☆娘」(ミリオン出版)創刊。 
   「ビデオメイトDX」(コアマガジン)休刊。 
   知的財産振興協会(IPPA)設立。 
   同人AVなどを扱う即売会「コスホリック」スタート。 
2011 小向美奈子AVデビュー。 
   ニコニコ生放送で話題となった片桐えりりか(SODクリエイト)デビュー。 
   「ザ・ベストマガジン」休刊。 
2012 アダルトビデオ30周年記念企画「AV30」 
2013 恵比寿マスカッツ解散。 
   「ビデオ・ザ・ワールド」(コアマガジン)休刊。 
   AV男優加藤鷹引退。 
2014 男の娘大島薫がkmpの専属女優に。 
    大島薫氏「ネットでふたなりのイラストを見てから」がきっかけ。
    「(男性器)が好きな男性って多いみたいですよ。」
    「ニューハーフの(男性器)に自分の(男性器)を投影してる」(週刊プレイボーイ2015)
    「潮吹きは射精のメタファー」などの言葉を残している。
   「一般男女モニタリングAV」シリーズ(ディープス) 
   「我慢できれば生中出しSEX」シリーズ(ワンズファクトリー) 
   東京スポーツ新聞の記者が女優デビューしていたことが話題に。 
   「帽子君」FC2ライブのセックス実況で逮捕される。 
2014 アダルトビデオの出演を拒絶した女性が、所属プロダクションから金2400万円以上の違約金を請求される事件が東京地方裁判所に提訴
2015 小向美奈子、覚せい剤取締法違反容疑で三度目の逮捕。 
   恵比寿マスカッツが再活動。「マスカットナイト」(テレビ東京系)放送開始。 
   AV女優によるアイドルグループがブームに。 
   「DVDニャンニャン倶楽部」休刊。コアマガジンは素人投稿より撤退する。 
   浅草花やしきを借り切ってのイベント「SODプレミアムナイト」開催。 
   大手動画投稿サイトFC2の代表者が逮捕。 
   ビデ倫裁判、最高裁で有罪確定 
   児童ポルノの単純所持禁止に。 
2015 9月「出演拒絶した女性が、所属プロダクションから金2400万円以上の違約金が請求された訴訟」が棄却された
2016 AV女優への出演強要が社会問題化。プロダクション社長などが逮捕される。 
   6月マークスジャパンの元社長や当時の社長ら3人が逮捕される。 
   労働者派遣法違反(有害業務就労目的派遣)などの疑い。 
   最大手メーカーCAが家宅捜索を受ける。 
   7月野外露出物の撮影でキャンプ場を使用。人目に触れる屋外で撮影したとして 公然わいせつで52人を書類送検。(2014年の作品) 不起訴になるがマークスジャパンは解散。
   出演強要問題を受け、表現者ネットワーク(AVAN)が設立。
   00年代の美熟女ブームをけん引した川奈真理子が代表。 
(AVANは2018年解散、その後「AV人権倫理機構外局」として再編成)
  AV人権倫理機構 https://avjinken.jp/ 
   タレントの坂口杏里がANRIとしてAV出演(MUTEKI)。 
   泥酔NTRものでNTRブームに。 
   アダルトVRシリーズ本格化。 
2017 出演強要問題を受け、AV人権倫理機構が設立。適正AVルールを発表。 
   モデルプロダクションの協会として、
   日本プロダクション協会、第二プロダクション協会が設立。 
2018 出演強要問題を受け、AVメーカー、制作者による 
   映像制作者ネットワーク協会が設立。 
   エックスアカウント@ccnetwork_info 2021以降ポストなし 
   フリーランス女優の協会、フリー女優連盟が設立。 
   2018年記事 https://mainichi.jp/articles/20181112/k00/00e/040/140000c 
   かさいあみ代表 エックス@andu072 
   2023年12月記事 「フリーセクシー女優連盟」 
https://news.yahoo.co.jp/articles/c04fc5df2c08ec5fa3fc132ea3c4f96bd6a4f5ce?page=1 
  「3日間」ブーム。 
   相部屋ブーム。 
   DMM.R18がFANZAに名称変更。 
   人気AV女優の無修正動画がネットに大量流出。 
   同人AVがブームに。 
   明日香キララ、整形でなりたい芸能人ランキング1位に。 
2019 大手コンビニ、成人向け雑誌の取り扱いを中止。 
   Netflixのオリジナルドラマ「全裸監督」 
   ディープフェイク、モザイク破壊など、AIを駆使した違法動画がネットでブームに。 
2020 新型コロナ蔓延を受け、AV撮影やイベントが相次いで中止に。 
   紗倉まなの3冊目の小説が野間文芸新人賞の候補作に。 
   Pornhubが数百本の動画を凍結。 
   配信特化型AVメーカー、FALENOが活動を本格化。 
   10月ディープフェイク動画の製作者が逮捕される。 
2021 SODクリエイトなど大手数社がFANZAから撤退。 
SODクリエイトの無修正動画素材がネットに大量流出。 
   男性が受け身になるM作品が人気に。 
   10月18日モザイク破壊動画を販売していた業者が著作権違反と わいせつ電磁的記録媒体陳列
疑いで逮捕される。 
2022 AV新法施行 
   SODクリエイト作品、FANZAでの取り扱い再開。 
   FANZAでマスターカードの決済が利用停止に。 
   日本適正男優連盟が発足。 
   定額制動画配信サービスDMM TVがスタート。 
   無修正動画アップロードで逮捕されていた映像制作会社社長が、 出演女優に契約書を渡さなかった件で12月に再逮捕。AV新法初の逮捕者に。 

資料 「日本AV全史」安田理央著 ケンエレブックス
   「痴女の誕生 アダルトメディアは女性をどう描いてきたのか」安田理央著 太田出版 
   「ポルノ被害の声を聞く デジタル性暴力と#MeToo ぱっぷす編」岩波書店 
   「理論社問題とポルノグラフィの政治学」(「論文・資料集第九号」APP2009)森田成也著 

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