※閲覧注意です。トラウマのあるかたは閲覧をお控えください。
貝柱茜さんの連ツイートを転載しています。
バッキー事件についてツイートしていると、
「いまも視聴可能なんですか?」
という質問を受ける。バッキーのAVは社名を変えてDVDが販売されているし、他の残虐AVも規制なく配信されている。AV業界は「適正AV」で残虐表現に一定の歯止めをかけたかのように主張しているが、別段「適正AV」の枠のなかに留まらずAVの制作をすればよいだけなので、残虐なAVは作り続けられている。今回はまず、規制を受けず配信され続けている残虐AVで「膣口をタッカーでとめる」というものがあるのだが、それを紹介する。タッカーというのは大型の建築用ホッチキスで、鋲(びょう)打機ともいわれるものだ。
あちこちに内出血の痕のある女性が、膣口をさらして寝そべり、カエルのように開脚させられて縛られている。男が現れ、やおらローションを垂らし、黒いゴム手で指を入れる。
「ちっちゃいな。クスコ入れたことある?」
「ある」
クスコが挿入される。クスコで膣を拡張し始めると女性の足に緊張が走り、声をもらす。会陰が切れそうなほど大きく拡大、歯を食いしばっている。
「痛い?」
「ちょっと」
クスコを抜いて、膣にコードのついた金属を挿入、ぱっと見にはこの道具がなんだかよく解らないのだが、レビューアーの男たちはよく知っているようで、膣に通電するための電極であるらしい。ここでいきなり「タッカー」が登場する。レビューアーの感想をみると、この、膣口をタッカーで留めるシーンが見たくてみんな購入しているようだ。
「痛いぞ」
との掛け声とともに、無毛の大陰唇にタッカーで鋲を打ち込む。女性の腰が跳ね上がる。二つ目のときは大きな悲鳴、男は黙々と鋲を打ち込み、電極の金属を入れた膣を閉じていき、黒いコードがだらんとその隙間からぶら下がる。女性は縛られたまま、腰をねじり、足を閉じようともがき、肩で息をして痛みをのがそうと喘いでいる。男は
「酷いことされちゃってるねー」
と淡々とつぶやきながらスマホをむけ、タッカーの鋲の刺さった膣口を撮影して悦に入っている。続いて、閉じた膣口の上から電マでクリトリス部分を刺激、女性はこれには完全に無反応、気を失ったようにぐったりしている。男が画面から消え、唐突に、女性がつんざくような悲鳴をあげる。
「おまんこ痛いの?」
男の台詞で、膣に通電されたのを察する。続いて男は、電球のようなものを手にする。使う道具が斬新というのはレビューでも言われていることだが、これがなんなのかは最初わからない。乳首にあてると再び女性は悲鳴、これが通電のための道具なのが推しはかれる。乳首に執拗に通電、女性はタッカーでもほとんど声をあげなかったのだが、通電はよほど堪えるらしくて、続けざまに悲鳴を上げ続ける。子宮の位置と乳首を、男は執拗に狙う。続いてサランラップで電マを足に固定し、鋲で留められた陰部の傷を強く振動で、女性が「う!」と大きく超えをあげる。
「痛いのか」
さらに高速にされ、高い悲鳴、同時に乳首に続けざまに悲鳴を上げ続ける。子宮の位置と乳首を、男は執拗に狙う。続いてサランラップで電マを足に固定し、鋲で留められた陰部の傷を強く振動で、女性が「う!」と大きく声をあげる。
「痛いのか」
さらに高速にされ、高い悲鳴、同時に乳首に女性、悶え苦しむ。
「いだい」
男、乳首をつまみながら
「おまんこ痛いの?」
と尋ねる。
「いだい」
男、蠅を通電で殺すラケットで身体を叩き始める。青い火花が散る。乳首と子宮の位置を執拗に叩く。
場面変わって。柄つきの何かが膣に挿入されているのがわかる(鋲を外す場面はなかったのだが、挿入されている何かの大きさで鋲が外されているのが見て取れる)。男が膣からそれを引きずり出すと、それが柄つきのボトル用タワシであるのがわかる。
「もう一回」
膣をかきまわし、回転させる。最後に陰部に電マ、あきらかに痛みで身体がそりかえっている。
画面切り替わって、「これらはすべて依頼者からのニーズによって行われたもの」との断り書き。さてここで制作者の男たちに反論しよう。ではニーズがあれば殺人も許されるのか、である。嘱託殺人は罪である。暴力ももちろん罪であるはずなのだが、ひとたびこれがポルノとなると、依頼者(一応、事実であるとしておこう)の言いなりになるのが功徳であるかのごとくの論調が世間に通る。
なるほど、性被害者がトラウマの再演で凄惨な暴力に自ら身を晒しにいくことがあるのは心理学で知られているが、そういった人々に必要なのはさらなる暴力による搾取ではなく、精神的なケアである。と、同時に、こうした映像を放置して誰でも視聴可能なものとして流通させておくことで、画面の外には必ず模倣者が出現する。
バッキーが「眠り姫」で睡眠薬レイプのAVを作ったら、模倣者が続出、「眠り姫」は、いまや睡眠薬レイプの隠語であるらしい。
人は、模倣する生き物だ。こうした残虐AVの流通を止めると同時に、今後も制作されないように規制を望む。なお、こうしたAVを制作可能にしているのはいつも繰り返しになるが、AV制作における「病気、怪我、性病(HIVを含む)、妊娠」への免責事項が設けられており、タッカーによる傷がどうなろうが、通電による膣や子宮の火傷がどうなろうが、後遺症がでようが、一切、制作者側は治療費を支払わなくていいのである。まさに撮った者勝ちなのだ。ここで署名のお願いをしたい。こうした虐待AVを作り出し社会現象にまでした元祖のバクシーシ山下、それを称揚した都立大教授の宮台真司への、懲戒免職を求める署名にご協力願えないだろうか。
もうひとつはこちら。AVの加虐表現を規制するための署名活動である。
近日中に、「残虐AVはいまはもう作られていない」という「適正AVの盾」を使った発言を否定していくため、昨年制作された「適正AVの外」の残虐AV(大手サイトで配信中)を取り上げたいと思う。 ここまでお付き合いくださった方、心より感謝申し上げます。