連鎖する暴力AV

資料

「半端な虐待だと告訴されかねないから、
もう本人が怖くて告訴できなくなるまで虐待(を)やる」

元AV男優K氏の告白
『映像と暴力ーアダルトビデオと人権をめぐって』ポルノ・買春問題研究会2001年p118


バッキ―事件の犯人が2024年に出所してくると言われています。
その事件に至る過程で存在した暴力AV作成当事者が業界に残り、摘発された暴力AVと同様の形で作製された暴力AVが販売され続けてきたこと、
関係した言論人や当事者の総括が終わっていないという点で、今も問題視されています。

1990年代当時、女性への虐待、暴力表現作品は、女性にモテない男性、女性に嫌がられる性癖をもつ男性のことを「セックス障害者」(バクシーシ山下監督)、「性的弱者」(宮台真司)と称して、彼らにも性を与えるべきだとし、彼らの「ガス抜き」(宮台の発言)として暴力AVがあるとして、知識人論壇、メディアはこぞって好意的に取り上げ「社会派AV」としてその地位を認めてしまいました。
バクシーシ作品に強く影響されたバッキ―事件関係者がいたように、AV業界も強く影響を受け、演劇、映像などでもセミドキュメントが流行しました。この流れがバッキ―事件に発展し、摘発されたものの、関係者が業界に残ったままだったり、作成された暴力AVが販売されつづけるなど、業界自体の浄化にはつながりませんでした。
業界の自浄がないまま、2016年の出演強要問題につながっています。これは問題が明るみに出ただけです。
2017年「適正AV」という規格を発行する「AV人権倫理機構」が作られますが、その後もほかの人権団体に集まるAV出演への相談・苦情はあとを絶ちません。
2022年施行のAV新法によって、ようやく出演女性に契約書を交わさないなどの違法行為をする業者を摘発できるようになりましたが、それでも業界は、AV新法をなくす、緩和する方向を求めています
AV新法によって、同人や地下AVに問題が潜伏すると言われてきましたが、AV新法ですでに摘発されている業者は大手でなく個人で作成販売している業者です。摘発されている業者をみると、適正AVシールを買う必要もなくネットにアップして数億円の利益を得ています。➡AV新法へ
3000億円産業といわれる今も3000億円のうちの2%しか“女優”には支払われていない出演女優への待遇の悪さは女性を使い潰してきた業界の体質を今も色濃くあらわしています。「AV女優」に要求される基準は異様で健康被害問題が起きたり、AV出演のギャランティが少ないので性風俗従事を勧められることも(性風俗従事の宣伝のためにAV出演を勧められることも)多く報告されています。

若い女性が本気で嫌がる姿、生理的に嫌悪するさまを「社会派AV」として肯定し、AV女優だという理由で虐待、暴力を是とし、女優やモデルとしてプロダクションに所属する女優だからという理由でAV出演を強要してきた業界の体質、女性を搾取する体質は、今も残っています。
暴力AVを観た人へ、業界内で組織と構造を受け継ぐ人へと、暴力は連鎖しています。

AVを規制する法律は必要です。そして過去の総括も必要です。

バッキ―事件について
>作中の暴行には男優だけでなく、「お仕置きシスターズ」というAV女優らや「監禁友の会」というDVD購入者を対象とした撮影参加エキストラが参加していた。

>「強制飲酒」によって急性アルコール中毒になった被害者や鏡で殴られて脚の腱を切り、車いす使用を余儀なくされた被害者、薬を飲まされている間に、ガラス機器を腸に挿入され、それが破壊して人工肛門を付けなくてはならなくなった被害者、などが続出しました。
(「ポルノ・買春問題研究会 論文・資料集No.8」p141)

>今回の事件で、バッキ―は同種同様の暴行を女性に加えたシリーズを17作もつくりながら、結局事件かされたのは被害者が被害を訴え出ることのできた、たったの4作にすぎない。同一シリーズの他のAVはその存在自体がまさに「犯罪の証拠」であるにもかかわらず、被害者の訴えがないために裁かれないままなのである。
(「ポルノ・買春問題研究会 論文・資料集No.8」p135)

今も売られているバッキ―作品 ➡コレクター
現存するバッキ―掲示板(アーカイブ?)http://bakkyxxx.fc2web.com/bakky_bbs.html

1990年代 社会派AV?

裁かれたバッキ―事件関係者が法廷でバクシーシ山下の「女犯」シリーズを見て影響を受けたことを証言しています(ポルノ・買春問題研究会論文・資料集No.8p134)
90年代に明らかに性暴力を実行しているように見える作品を発表した「女犯」のバクシーシ山下監督を「異色」「奇才」「社会派」などとして芸能週刊誌が持ち上げ、社会学者の宮台真司氏や「AERA」「論座」(ともに朝日新聞社刊)などの論壇誌も好意的に紹介され、それについても批判がされた。
バクシーシ山下氏本人は女優には事前に伝えてあり襲う側の男優に知らせていなかったので臨場感のある映像が撮れたと主張していますが、バクシーシ作品では男優たちは連続で出演しています。

1990~1991年 AV「女犯」(バクシーシ山下、V&Rプランニング)全6作品が発売
1990年9月「女犯2」
1991年10月6日 「自主講座の仲間」というグループがこのビデオを問題視し、「AVビデオ『女犯2』を考える」という催しを行い、バクシーシ山下を呼ぶ。会員では若槻世都子の名が出ている(足立)。
その後、「V&R」は、飯島あつ子が、強姦の演技について承諾した様子を撮影したビデオの提出を拒否する。
1992年 足立倫行が著書『アダルトな人びと』(講談社)「『女犯2』を考える会」について言及
1992年    「女犯」を見て衝撃を受けた女性たちがAV撮影現場で被害を受けた女性を支援する
       「AV人権ネットワーク」を結成
同年、「AV人権ネットワーク」被害者のホットラインを二日間設けるが、連絡はなし。
(1992  佐々木忠「プラトニック・アニマルSexの新しい快感基準」(情報センター出版局)出版)

1995年7月1日バクシーシ山下『セックス障害者たち』を太田出版から刊行。
    この件に触れ、運動家たちを「マニア」とバカにする。(jun-jun1965の日記より)
セックス障害者たちとは女性からモテない男性とモテない性癖をもつ男性のこと。
1996年   「援助交際」が流行語大賞に
1996年    インディーズ系ビデオの自主規制管理組織「メディア倫理協会」発足。
        改称してコンテンツ・ソフト協同組合
1997年3月28日朝まで生テレビ「激論!”援助交際”とニッポン!」宮台真司氏と速水由紀子氏出演
➡1990年代論争の補足
1997年5月14日号『SPA』の「中森文化新聞」で「鬼畜系AV監督バクシーシ山下」の高校入学を紹介。
➡「女犯AV監督バクシーシ山下が高校に入学!激白僕が高校生になった理由(わけ)」(SPA1997.5.14)
肛門は男女共有器官であり肛門を使ったプレイで男女の壁がなくなるとする意識改革に興味があると主張。(※女性の括約筋は男性より弱く女性の肛門性交は非常に危険です)
1997年10月13日号『アエラ』の「現代の肖像」で速水由紀子がバクシーシを特集する。
➡速水由紀子「現代の肖像」「人類鬼畜化計画の遂行。バクシーシ山下」(AERA1997.10.13)
女性から嫌われる男性を「被差別者」=その「障害者たち」を使ってAV女優(=若い女性限定)生理的嫌悪感を抱かせて、嫌がるさまを撮影する。受け入れないのは差別だと攻撃・虐待の材料にしているのがわかる。バクシーシ山下が「差別」に理解のある土地で生まれ育ったことを強調。
➡1990年代論争の補足「速水由紀子氏について」
1997年9月1日バクシーシ山下「私も女優にしてください」(太田出版)出版
AV女優志願の女性の上半身裸または全裸の写真付きのプロフィール81名分の「カタログ」
1997年週刊朝日で高橋源一郎がバクシーシ山下の書籍「私も女優にしてください」を紹介。
➡高橋源一郎「退屈な読書140日本はAVの国なんだ!」(週刊朝日1997.11.14)
1998年「週刊読書人」誌上で女優への人権侵害と性表現の自由をめぐって、社会学者らによる「女犯」についての論争
1998年4月「論座」誌上「娘たちよ、蔑視される覚悟があるか」(小谷野敦大阪大学助教授)
➡小谷野敦「なぜ悪い・どう伝える「援助交際」娘たちよ、蔑視される覚悟があるか」(論座1998.4)
1998年4月 宮台真司「<性の自己決定>原論」(紀伊国屋書店1998.4.1)
1998年4月『諸君!』小田晋・中川八洋による宮台真司批判?「ボクちゃん社会学者宮台真司はこれだけキレている」
1998年5月14日号『SPA』の中森文化新聞というコーナーで宮台真司の反論を紹介。
➡「爆笑オメデトウ今月のミヤダイ批判大賞!!」(SPA1998.4.1)
1998年7月 「週刊読書人」誌上で宮台真司による『世紀末の作法』「自己決定(権)」について
➡「連載=宮台真司の『世紀末の作法』11『<性の自己決定>原論』に対する論評へ応える①」(週刊読書人1998.7.24/2面)
「援助交際(児童売春)は家父長制弱体化のため超OK」と発言。
1998年8月、宮台、上野千鶴子と『論座』で対談。
➡対談上野千鶴子×宮台真司「メディア・セックス・家族 援助交際少女は結婚するのか。もてない男は「性的弱者」なのか」(論座1998.8)
宮台 『性的弱者』にとって生身のセックス=AV出演やポルノが『ガス抜き』になっているという主張。
上野 迷惑かけず安全に性産業を利用しろ。

「自然史的・人類史的に言えば、マスターベーションしながら死んでいただければいいと思います。」
宮台の言う『性的弱者』とはレイプ願望男を含むモテない男のこと。
宮台真司の女子中高生の児童売春=援助交際の適正価格は2万。

「バクシーシ山下のビデオには変態もレイプ犯も出てきます。多くはぼくの友人でもある。」と言及
1998年9月 「週刊読書人」宮台真司による『世紀末の作法』「自己決定(権)」について
➡「連載=宮台真司の『世紀末の作法』12『<性の自己決定>原論』に対する論評へ応える②」(週刊読書人1998.9.4/2面)
自己決定への批判は死が本人のものではなく共同体、家族のものとする。死が家父長制に基づくものであるからリベラルの敵だ、との反論。
1998年9月『論座』読者の広場にて森田成也氏が寄稿「上野・宮台対談に見る性的リベラリズムの隘路」
1998年10月『論座』読者の広場にて森田成也氏に反論
➡森田成也「上野・宮台対談に見る性的リベラリズムの隘路」(論座1998.9)
➡池上正示「上野千鶴子・宮台真司の対談を誤読しないために」(論座1998.10)

1998年10月 「週刊読書人」誌上で小松美彦氏が宮台真司の連載を批判。
➡小松美彦「宮台真司の『世紀末の作法』に提言する」(週刊読書人1998.10.9/3面)
てか宮台て括弧つき頁付きでさも引用したように捏造、「デマ引用」してるんですけど。
てか宮台はバクシーシ礼賛して男優送り込んでるけどこんな人起用して大丈夫なの?編集者はバクシーシ作品見る必要あるのでは?と議論以前の問題を指摘

1998年10月 宮台『週刊読書人』の連載でバクシーシを擁護。
➡「連載=宮台真司の『世紀末の作法』13小松美彦氏の「提言」に応える」(週刊読書人1998.10.16/2面)

「…」内は宮台自身のマトメと強調であり直接引用ではない。他の誰からも文句言われていない。
バクシーシ作品出演男優は宮台のおっかけで、彼がイベントでたまたまバクシーシに声をかけられただけで斡旋していない。論点をそらしてる小松の負け。おでの勝ち。と主張。
(小松美彦「自己決定権という罠」言視舎2018年出版p274注釈より)
(てか宮台は論争に勝ったとか言ってるの?2006年の神保哲生番組で宮台は目の前で小松美彦の主張を喋ってたけど…。と主張。
2006年10月6日≪マル激トーク・オン・ディマンド私が脳死移植に反対する理由≫「ぼく自身は今、小松さんのほうに立場が寄っているんですよね。」)
➡1990年代論争の補足「小松美彦氏との論争」
1999年3月 藤本由香里『快楽電流』(河出書房新社)刊行。
   8月、バクシーシ山下『セックス障害者たち』文庫化。解説・高橋源一郎。 
   12月 杉田聡『男権主義的セクシュアリティ』刊行。
1999年    暴力AVにおける女性の人権侵害等の調査・研究のためポルノ・買春問題研究会発足

資料 https://jun-jun1965.hatenablog.com/entry/20100215(jun-jun1965の日記より)
   ポルノ・買春問題研究会 論文・資料集No.8(2008年8月)「反ポルノ・スライドショー」p144
   バクシーシ山下著「セックス障害者たち」(太田出版)
   バクシーシ山下編「私も女優にしてください」(太田出版)
   小松美彦著「「自己決定権」という罠」(言視舎)
   ほか青字➡の週刊誌雑誌記事   

2000年代 バッキー事件へ

2000年代に入るとバッキ―・ビジュアルプランニングが過激な作品を作り、重症を負う女性もあらわれ事件化するが、メディアでは大きく取り上げなかった。大手の新聞でこの事件を報道したのは東京新聞(2005年2月11日)だけ。まさに無視同然の扱い。凶悪な事件に判決が出たのが2007年なのに、2008年には中学生向け新書シリーズ「よりみちパン!セ」からバクシーシ山下著「ひとはみな、ハダカになる。」が販売され、抗議運動が起き、人権擁護団体が設立されるほどの騒動になった。


2002年    バッキー・ビジュアルプランニング創設。当初は美少女ものなど。
➡初公開ビデオメーカーが募集した投稿「AVシナリオ」強烈中身(週刊大衆2002.3.25)
➡「AV男優養成塾」本誌記者が熱烈チャレンジ!めざせ年収3000万円(週刊大衆2002.6.15p188~p190)
>(バッキ―ビジュアルプランニングが)AV男優を要請する専門塾を設立した
>(スタジオ地下の撮影現場で汁男実習ののち)都内の公民館に移動し、講義が始まる。
➡AV業界にトラバーユ!?これぞAVトキワ荘!(週刊実話2002.12.3)
2002年3月 「AVの虎」一般の人を対象にエロ妄想を募集。賞金は最高で200万。
       チョコボール向井を筆頭とする「AV男優塾」?
2003年1月 アサヒ芸能「連続性交」のギネスに挑戦する企画を紹介。
➡2・16撮影「応募者全員SEX」AVの仰天現場!「友達誘って私の“チョコ”を食べに来て」(アサヒ芸能2003.1.23p35)
2003年3月~ バッキービジュアルプランニング代表、女優を「買って」きて「何やってもいい」と
       集団暴行
、「問答無用 強制子宮破壊」として発売。以後2004年までに同シリーズは
       17を数える
       バッキービジュアルプランニング作品「露出バカ一代」の撮影を渋谷センター街で
       おこない、公然わいせつ罪で監督が逮捕
➡「賞金200万AV企画持ち込み」「テレビのパクリは100%落ちます」(アサヒ芸能2003.5.22p67~p68)
2003年6月には「強制子宮破壊シリーズ」は発売され、被害者続出。
(2003年6月  スーフリ事件⦅大学サークルイベントで集団強姦⦆発覚)
2003年9月  別冊週刊実話でバッキ―ビジュアルプランニングの凄惨な虐待を取り上げる。
➡本当にあった凌辱AV合計100発中出し!?問答無用強制子宮破壊女優ナナの悲劇!(別冊週刊実話2003.9.1p101~p103)
>前代未聞の残酷な”残酷輪姦”
>「本当はすでに6人の女を撮っているんですけどね。まぁ、諸事情により3作品は発売できなくなったんですよ」
>監禁専用のための一軒家があるというのだから驚き
>まさに、女の人権などまったく無視した鬼畜ビデオなのだ
>輪姦が一巡したところで、「そろそろ終わってください」主催者の声がかかる。マットの上でエビのように丸まった女は、ようやく撮影が終了したと思い込み、安堵の涙を流す…だが、その瞬間、”輪姦再開”の号令が出るのだ。「イヤッ!!!!」こういったやりとりが、一度ならず何度も繰り返され、女は精神的にも破壊していくのだった…。
>人間は、このような極限の状況に陥ると、苦痛さえ快楽に変えてしまうのかもしれない。
2003年11月11日 バッキー主催「国民的AV女優コンテスト」が開催。 
2003年11月  「75歳ドクター中松仰天AVデビュー」と東京スポーツが紹介。
2003年12月 『激姦!ヤマンババスターズ』(監督・インジャン古河。忠実堂)撮影が行われる。
        出演女性を集団強姦の上、さまざまな虐待を加え最後にジッポーオイルを注ぎ火を
        つけた
。メディア倫理委員会の審査は通ったが、インターネット上で問題視され、
        忠実堂は翌年発売後、販売を中止。
2003年12月  「強制子宮破壊」シリーズ7を目黒区三田の家屋内で撮影。
2004年3月   チョコボール向井がハプニングバーの一斉摘発で公然わいせつ罪で逮捕される。(仕事でAV女優と絡んでいた。)
2004年4月   「子宮破壊」シリーズ11を新宿のスタジオにで撮影。出演女優は水責めを受け、
         窒息状態に。個人情報もパッケージに印刷、ネットで流れる。性病感染、左腕
         損傷、2か月の重傷。
➡熟女ハウスにようこそ!(週刊実話増刊2004.6.21p見開き)
>今回の熟女モノに限ってはテーマが”AV女優のプライバシー”それなら、出演する女優さんのお宅を借りたら、生活感も出て面白いかなと思うたんですわ!(バッキ―ビジュアルプランニングの橋本深夜監督)
2004年5月   週刊実話別冊で会長栗山龍のインタビュー記事
➡『本番の虎』が大ヒット!バッキ―ビジュアルプランニング会長栗山龍はAV業界の風雲児(週刊実話別冊2004.5.3)
2004年6月   バッキービジュアルプランニング、出演女性に成分不明の白い粉末を吸わせ、集団
        強姦、直腸穿孔・肛門損傷など全治約4ヶ月の重傷を負わせる。
        映像は「セックスオンザドラッグ」として発売
2004年6月   チョコボール向井、2003年12月出演女子高校生とわいせつな行為を撮影したDVDを製造したとして逮捕→不起訴
2004年8月   「子宮破壊」シリーズ13を杉並区阿佐ヶ谷のスタジオで撮影
2004年9月   バッキ―ビジュアルプランニング、埼玉県三郷のスタジオで「水地獄一丁目」撮影
        2005年3月起訴
        「子宮破壊」シリーズ14を新宿のスタジオで撮影
2004年10月  「セックスオンザドラッグ」の被害者、引退し、被害届を池袋署に提出
2004年11月  「水地獄」第2作品を埼玉県三郷市のスタジオで撮影。出演女性は12時間以上の
        虐待を受け、右足割創、頸椎捻挫、全身打撲と診断、車いす生活を余儀なくされる。
2004年12月  警視庁池袋署、強制わいせつの疑いでバッキ―ビジュアルプランニング代表や
        スタッフら8人を逮捕、が結局は不起訴。

➡AV女優「直腸破裂」「逮捕警察」がズサン警察に激怒!「容疑なしと知ってて私を捕まえた」(アサヒ芸能2005.1.20p42~p43)
栗山龍会長の主張を掲載。
2005年1月  「週刊ポスト」1月21日号(2005年1月4日発売)にて出演女優が撮影の惨状を告白
➡私が受けた「12時間水責めレイプ」AV撮影の現場<事件追跡>(週刊ポスト2005.1.21p40~p43)
「溺死する寸前まで責められた」「お前には死ぬ権利もない」
>「お金はいらないから帰らせて!」と懇願した。でも、「お前はカネで買われた女だ。オレらに従うしかない。お前には自分で死ぬ権利すらないんだよ」

2005年2月  週刊実話でバッキーの作品『個人情報公開ビデオ』で女優に承諾なく女優の個人情報がさらされていると女性が激白。「観れば会える!住所本名個人情報完全公開」とDVD表紙に記載され撮影した自宅住所、本名、電話番号まで晒された。
➡「新たな被害告発あの美人ダンサーも鬼畜AV撮影団の餌食になっていた!」(週刊実話2005.2.3p228~p231)
2005年3月   バッキービジュアルプランニング、コレクターに社名変更。
        バッキービジュアルプランニングのスタッフ4人が「水地獄一丁目」撮影の際の
        「障害」容疑で起訴。のちに「子宮破壊」7・13・14での強姦致傷・傷害も合わせ
        代表を含む計11人が起訴される

➡チョコボール向井の裸という仕事第11回AV会社会長の逮捕(創2005.3p154~p157)
「強制子宮破壊」シリーズに出演したことがあるが、遅れて着くと異様な空気、検査していると思えない不衛生な汁男優が生中出しで輪姦していた。ゴム付けなくていいと言われたが感染症をおそれゴムを付けて出演したと告白。
➡レイプは「本当にヤラセじゃなかった‼」「バッキ―」AV撮影現場を見た女性ライターが衝撃の告発バッキ―会長栗山龍氏反論!出演女優「内臓損傷など4ヶ月の重症」の真相(実話GONナックルズ2005.03p104~p106)
2005年6月   週刊誌や雑誌でバッキ―事件の犯罪性が報道される
➡鬼畜「バッキ―事件」緊迫の第2R前代未聞!法廷で上映された「過激拷問AV」(週刊実話2005.6.16p46~p47)
➡目撃者、被害者は語る!鬼畜AV会社バッキ―の摘発されない犯罪(別冊宝島Real2005.6.26p166~p167)
➡「鬼畜系AVメーカーバッキ―の内部事情」芦屋樹(創2005年6月号から5連続)
➡チョコボール向井の裸という仕事第16回バッキ―との”因縁”(創2005.9月10月合併号p154~p157)
某企画単体大物女優から聞いた話。不衛生な汁男優で輪姦生本番をさせられた。海外向けの無修正AVとして出回り裏DVDとして逆輸入されて出回ったが最初からそのつもりで撮影されたのでは。
2005年10月  バッキ―事件でいじめ役の女優に実刑判決。
        もう一人のいじめ役の女優は6月に執行猶予の判決。
2006 ビデ倫、ヘア・アナルを解禁し基準を緩和。
2007 ビデ倫、わいせつ図画販売ほう助容疑で家宅捜索。
 
2007 東京都の迷惑防止条例改正。路上ナンパが通報案件に。
2007年3月   実行犯のスタッフに実刑判決10年~14年
        プロデューサーに実刑判決15年、控訴。
2007年12月  元社長、栗山龍被告(43)に懲役18年の判決公判
「卑劣極まりない犯行」 AV撮影で強姦致傷の被告に懲役18年(2007年12月産経ニュース)

2008      理論社の中高生向けの教養書「よりみちパン!セ」で
         バクシーシ山下の「ひとはみな、ハダカになる」が出版されることに抗議運動
      これを機に人権団体「PAPSぱっぷす」(ポルノ被害と性暴力を考える会)が結成される。 

2008 ビデ倫審査業務終了。新審査団体「日本映像倫理審査機構」(日映審)が受け皿になる。

2010年代➡AV新法へ

資料 ポルノ・買春問題研究会 論文・資料集No.8(2008年8月)「反ポルノ・スライドショー」p144  
   「日本AV全史」安田理央著 ケンエレブックス 
   「痴女の誕生 アダルトメディアは女性をどう描いてきたのか」安田理央著 太田出版 
   「ポルノ被害の声を聞く デジタル性暴力と#MeToo ぱっぷす編」岩波書店 
   バキ時系列表(アーカイブミラー?)
   ほか青字➡の週刊誌雑誌記事  

    https://makog.theletter.jp/posts/9cecbd40-8a99-11ed-bf91-11be80c0afff

関西援交シリーズ事件(1999~2005)

児童を買春し、性行為をし、児童ポルノを製造して提供するという三重に罪を重ねた事件。
1999年から逮捕される2005年まで157巻作られ、避妊せずの性交のみならず、手錠や縄、責めぐつわ、諸器具を使った加虐行為、口内への射精、肛門性交、異物挿入(野菜、ソーセージ、卵、瓶、携帯電話を挿入して作動させる、打ち上げ花火を挿入して火を付ける)、等暴力的、虐待的な行為をした。

ほかお蔵入りなどした作品(1990年代)

1990年代はビデ倫という機関が審査していたようですが、倫理的に問題のある作品を作ることを未然に防ぐことができていないのがわかります。また逮捕されても作品が世に出回ることがあったようです。

1993年「戦車とAVギャル」バクシーシ山下監督 V&R
自衛隊のイベントに参加し、自衛隊員がAVに出演すると絡みも撮影したもののお蔵入り。

1993年「全裸のランチ」バクシーシ山下監督 Ⅴ&R
包茎手術した男優の皮を焼肉にして食べる。脂肪吸引した女優の脂を煮て食べる。
食べるシーンはカットされる。

1994年「ハンディキャップをぶっとばせ!」安達かおる(V&R社長)監督 V&R
障がい者男優を一般公募し、手足に障害のある男性、小人症の男性、盲目の男性を出演させた。
お蔵入り。

1995年「死ぬほどセックスしてみたかった。」バクシーシ山下監督 V&R
交通事故死したAV女優が生前SM作品に出たいと言っていたため、女優の先祖代々の墓にSMプレイし、M男優が交通事故を追体験した。ビデ倫の審査にはねられお蔵入り。

1996年「SMワイドショー Mに気をつけろ‼」バクシーシ山下監督 Ⅴ&R
マゾを競い合う決定戦作品。
フィリピンのイースターの磔の儀式にM男優が嘘をついて参加した部分がカットされた。

2006年「露出狂想曲 Part8」井上慎介監督 コレクター
開国150周年記念のイベント中の横浜で公然わいせつ。監督が逮捕される。作品は発売される。

資料 「封印されたアダルトビデオ」井川楊枝著 彩図社

バクシーシ作品に出演していた女性たち

バクシーシ山下は「女犯」シリーズに限っては女性に最初に筋書きを伝えてあり、男優たちだけに本物の強姦だと伝えてあったと言及しています。しかし女性たちにどれくらいの筋書きを伝えていたか定かではありません。

 そもそも出演してる女の子に「人権」なんて意識はないですから。
親に隠れてやってるくらいですから、人権もクソもないですよね。

バクシーシ山下「セックス障害者たち」p26

バクシーシ山下著「セックス障害者たち」(太田出版)から出演していた女性たちの記述をみてみます。

>プロダクションの人間とも、けっこう腹を割って話し合いますね。「この子はあんまりハードなことはさせないでくれ」とか。逆に「この子はもうダメだからツブしていいよ」っていうのも一度ありました。でも、その女の子はやる気がなかっただけあって、撮影の途中に「腹が痛い」ってパチンコ屋のトイレに入って、知らない間に裏口から逃げちゃいましたけど。
(「セックス障害者たち」p23)

この時期からプロダクションと制作会社との契約であって、出演女性の意思が尊重されていないことがわかります。
出演女性に許可を取らず、マネージャー(プロダクションの人)にだけ尾行してもいいか確認をとり実行している記述もあります。
➡出演者の個人情報・私生活を侵害しようとする

認められたことが嬉しいからAV出演がやめられない、いじめられっ子の女性

>彼女はAV業界が好きだからAVギャルが辞められないんですよ。といっても「セックスが好き」とか、そういう意味じゃなくて、認められたことが嬉しいんです。
 クラスに一人くらい、いじめられっ子の女っていたじゃないですか。運動は出来ないし、勉強は出来ないし、給食も一番食べられるのが遅くて、おもらししたことがあって。しかも家が貧乏でブスで。雑巾とかバーンってぶつけられたり、もうどうしようもないのが。
 そういう子が初めてスカウトされると、こうなるんですよ。スカウトされるということは、歩いている大勢の中から、自分が選ばれるわけじゃないですか。こういう人にとってはスカウトされた時点で、街がステージになるんでしょうね。自分が主人公になっちゃう。
(「セックス障害者たち」p59)

「アエラ」の特集では「差別」に理解のある地域に生まれ育ったように描かれていますが、いじめられっ子の女の子はバクシーシ山下の同級生にいたのでしょうか?そういった女性を性的に苛め抜くことは「女性差別」とは思わなかったのでしょうか。
上にあげた女性は2度目のバクシーシ作品でAV出演をやめたようです。

「嫌と言えない優柔不断」で断れないから嫌々ヤラセる女

こっちが何を言っても、「はあ」っていう。訳も分からず、生きていることもわかってないんじゃないかなという感じで。
(「セックス障害者たち」p92)
>この○○のような性格の子が多いんですよ、AVギャルって。嫌と言えない優柔不断なサセ子体質。だから、何にも理由を付けなくても、撮るものすべてレイプになるっちゃ、なる。
(「セックス障害者たち」p93)

こういった女性がAV女優に多いと言っていますが、これは性被害トラウマなどの解離状態の可能性はないでしょうか?

シンナー中毒の女性(2人登場)

「女犯5」に出演した女性。
シンナー中毒の女性で撮影中もシンナーを吸引していた。正拳で殴られて痛そうだったが、
「まあシンナーの麻酔効果で、女の子は何も感じてないのかもしれませんけど。」
「レイプされてる間、ずっとウーウーとか、変な声を出して」いた。
(「セックス障害者たち」p87~p88)

別のシンナー中毒の女性は撮影中丸刈りにした。現場でもシンナーを吸引し、丸坊主を躊躇していた。
「スーパー女犯2剃髪虐待編」に出演。

精神安定剤をボリボリ食っている女

撮影前から叫びっぱなしで撮影中精神安定剤を服用していた。「有名になりたい」「有名になったら取材が殺到する」「小さい頃から国家に狙われていた」「自分は宮様の出だ」と発言するなど。自殺願望があって手首に無数の傷跡がある。

統合失調症など精神疾患の症状ではないでしょうか。

ほか

マコトというおなべ、生理のある「男優」が人を殴りたいというので殴らせた。(何度か出演)

男か女かわからない「女優」に特記事項としてスタンガンの使用を承諾してもらったがスタンガンが何か分かってなかったかもしれない精神病院を出たり入ったりしている。フェミニスト団体が彼女の作品にクレームをつけないのはやはり女に見えないからかと揶揄。「大阪レイプMAP」(1992年)

汚部屋に住んでいてエステや買い物で法外な借金を作っている女性。地味なサラリーマンの妻という設定を覚えられず理想のタイプを語り始める。「私が女優になった理由」(1993年)

彼女たちは作品の要旨や筋書きを理解しての出演だったのでしょうか。設定を覚えていない女性はレイプの筋書きを覚えていたのでしょうか。
精神安定剤摂取やシンナー吸引をしていた女性は、契約時にどれくらい内容を把握していたのでしょうか。
解離状態なのか記憶が飛んだりして言っていることがちぐはぐな女性は、プロダクションに対して、撮影現場の監督含めスタッフに対して、どれくらい意思表示ができるものなのでしょうか。自分が何をされるか理解していたと言えるのでしょうか。

資料 バクシーシ山下著「セックス障害者たち」(太田出版)

バッキーのコンテストイベントが問題視される

イベントの多いバッキ―ビジュアルプランニング

国民的AV女優コンテストの催し内容と出場者に社会的責任はないのかと騒がれ騒動に。(2022年)

https://togetter.com/li/2126201#h160_0

バッキ―事件まわりの作品

「セックスオンザドラッグ」2004年6月撮影→2004年12月代表監督スタッフら男女8人逮捕 不起訴

「問答無用 強制子宮破壊シリーズ」

迫真のレイプ作品に仕上げるため事前にAV女優に意図的に十分な説明を行なわず、集団で暴行を加え、AV女優が本当に恐怖を感じ怯える様を撮影していた。代表的な作品展開スタッフがAV女優をリラックスさせ、通常のAV撮影と思い込ませる。
出演契約にサインさせた後、スタッフの態度が急変、髪を引っ張りながら別の部屋に連れて行きAV女優の衣服を剥ぎ取り集団でレイプに及ぶ。ひととおりレイプシーンが終わった後には、嫌がるAV女優に乱暴行為を働き、本当に恐怖を感じさせ怯えさせる。

バッキーHP上の専用スレッドでは、女優をどうやってだましてスタジオに呼び出すか、どういう虐待がもっとも女優を苦しめるか、などがユーザーと製作者によっておもしろおかしく書き込まれていた。また男優として集団強かんに参加することをユーザーに呼びかけていた。
(「ポルノ・買春問題研究会論文・資料集No.8」p137注6)

嫌がるAV女優の髪をつかんで振り回すなどの乱暴行為や、腹部や顔面などに平手打ちを繰り返し赤く腫れ上がっていく様子を収録している。また、嫌がるAV女優の顔を無理矢理、浴槽や水槽あるいは便器などに溜めた水に繰り返し押し込み、執拗な水責めにより呼吸困難に陥らせる様子を収録している。

強制飲酒
『問答無用 強制子宮破壊12』において、AV女優に焼酎を漏斗を用いて強制的に大量に飲ませ、また膣内にも漏斗を挿入し焼酎を流し込むなどしたため、急性アルコール中毒を起こし意識不明、昏睡状態に陥っていく様子が収録されている。この女優は脳幹麻痺による脱糞にまで至っていて、パッケージにも「死んだ?!」とある(この女優に関しては生存との未確認な情報が流れる)。これ以外の作品でも強制飲酒場面が何度も登場する。

警察官による事情聴取
『問答無用 強制子宮破壊17』において、恐怖を感じたAV女優が撮影スタジオから逃げ出そうと裸で駆け出したところを通行人に目撃され、通行人の通報により警察官が駆けつけ事情聴取に当たるが、人身保護にまで至っていない様子が収録されている。

2003年
問答無用 強制子宮破壊(6月20日)
問答無用 強制子宮破壊2(7月25日)
問答無用 強制子宮破壊3 岸田香織(9月19日)
問答無用 強制子宮破壊4 柴崎(白雪)未永(11月28日)
問答無用 強制子宮破壊スペシャル(12月26日)
2004年
問答無用 強制子宮破壊5 ポッチャリM女に八つ当たり暴行編(2月20日)
問答無用 強制子宮破壊6 ロリータ美少女 愛田瞳(3月5日)
問答無用 強制子宮破壊7 現役吉原ソープ娘 夏目ユイ(3月19日)
問答無用 強制子宮破壊8 現役明治大学生 松島杏(5月1日)
問答無用 強制子宮破壊9 ゆりあ(6月6日)
問答無用 強制子宮破壊10 子持ちの人妻 真央 21歳(7月15日)
問答無用 強制子宮破壊11 レースクィーン志望 ひかる 19歳(8月15日)
問答無用 強制子宮破壊12 精神病のゴスロリ美少女 美咲天使 19歳(9月15日)
「精神病患者にはレイプ荒治療が効果絶大」「鬱病で死にたい?だったら死ね」といった副題
4リットルの焼酎を飲まされ女性器にも注がれる。10時間以上の暴行を受け意識を失い脱糞嘔吐を繰り返す。
問答無用 強制子宮破壊13 加山美里(10月15日)2004年4月撮影→強姦致傷容疑
問答無用 強制子宮破壊14 森田愛(11月15日)2004年9月撮影→強姦致傷容疑
            女性AVライター宮永さくら氏が現場に居合わせていた
問答無用 強制子宮破壊スペシャル2(11月25日)
問答無用 強制子宮破壊15 病院勤務 川崎美紀 22歳(12月15日)
2005年
問答無用 強制子宮破壊16 エロリスト逆襲編 インリン・オブ・ホイホイ(4月1日)
問答無用 強制子宮破壊スペシャル3(6月20日)
問答無用 強制子宮破壊17 はらだはるな(6月24日)

「水地獄」

2004年9月「一丁目」撮影 →2005年3月31日監督・俳優・カメラマン等4人が逮捕
             →2005年8月までに合計7人が起訴・逮捕
2004年11月上旬2回目撮影   

『水地獄 一丁目 中島佐奈』(2004年11月25日)では、まず、AV男優とAV女優の性交がAV女優腹部への膣外射精で前半が終わる。ここまでは通常のAV撮影と同様である。しかし、その後は性交場面の撮影は全く無く、撮影スタジオ付属のプールやプールサイドに置いた水槽にAV女優を沈めて溺れさせ、AV女優が水や胃液を吐き出して苦しむ様を撮影した。

企画意図は、「『問答無用 強制子宮破壊』シリーズでの水責めがユーザーに評判が良かったので、それのみの作品を作る」というもので、企画会議で決まった。作品は一丁目と題されており、当初作品のシリーズ化が企画されていたが、第2作の製作中にAV女優が大怪我を負った為、一作のみで終わった。

2回目では被害者女性は撮影前に20人の男優と80回性交と水責めのどちらがいいか選択を迫られ怪我をさせないといわれて「水責め」を選び激しい暴行を受ける。
第2作目に出演した女性が、バッキー逮捕後に「週刊ポスト」1月21日号(2005年1月4日発売)にて撮影の惨状を告白している。記事によれば、事前に危険な行為をしないと言っていたにもかかわらず12時間にわたり執拗な暴行が繰り返されたという。最後には浴室でレイプされていたときに、男優が女優の頭を鏡に打ちつけ、割れたガラスで足を切り、病院に搬送。このときの怪我は、右足首のアキレス腱あたりが10センチほど切って大量出血という重傷で、右足割創・ムチウチ・全身打撲( この他、むち打ち症(頸椎捻挫)、右手ひび割れ、右足首捻挫も負ったとされている)と診断され、女優は車椅子生活を余儀なくされた。ギャランティはわずか20万だったという。

個人情報公開ビデオ

「観れば会える!住所本名個人情報完全公開」と作品内で出演女優の自宅の住所と本名、電話番号などが公開された。女優の自宅で撮影が行われ、その際に個人情報も取られたとされる。
シリーズ3作一作品に3人ずつ紹介されており9人の女優の個人情報が晒されたことになる。
➡「新たな被害告発あの美人ダンサーも鬼畜AV撮影団の餌食になっていた!」(週刊実話2005.2.3p228~p231)

➡出演者の個人情報・私生活を侵害しようとする

    
資料 (Wikipediaより)
   井川楊枝「封印されたアダルトビデオ」彩図社
   中里見博「ポルノグラフィと性暴力」明石書店
   「ポルノ・買春問題研究会 論文・資料集No.8「反ポルノ・スライドショー」」

山口女子高専生殺害事件

2006年8月、山口県周南市にある国立徳山工業高等専門学校の研究室で、この学校に通う20歳の女子学生が荷造り用のビニール紐で首を絞められた状態で発見される。この研究室に所属する19歳の男子学生が指名手配されたが自殺していた。
9月7日の週刊新潮(9月14日号)では捜査関係者の話として遺体に精液が付着していたという話が載せられた。犯人と見られる少年は「レイプもの」のビデオ・DVDを大量に保管しており、特に「本物の強姦シーン」を映して警察に摘発され、バッキー事件として有名となった「バッキービジュアルプランニング」のビデオはほぼ一通り揃えていた。

資料 (Wikipediaより)
【山口女子高専生殺害事件】犯人が自殺してしまった未成年犯罪の詳細とは?(世界犯罪目録2022年更新)
犯罪被害者支援講演会 山口女子高専生殺害遺族が講演(朝日新聞DIGITAL2021年)


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